カラブリア、Viola社のモスカート

投稿日: カテゴリー: カラブリアのすゝめ

モスカートとは、ブドウを収穫後、自然乾燥させてから発酵させた甘いワインです。
(モスカート・パッシートと言われます。)
うちから近い、サラチェーナという町は” La citta del vino (ワインの街)“と言われ、そこで昔から作られている“Moscato di Saracena (サラチェーナのモスカート) “はイタリア国内では知る人ぞ知る、モスカートの産地です。
そもそもモスカート(パッシート酒)とは、どんなものか?
ワインよりとっても甘い。なので、食事と共にすると言うよりかは、ドルチェと一緒に頂くことが多い。
※イタリアではフルコースの場合、食後にデザートと共に甘いリキュールを飲みます。
消化に良いと言われるアマーロなんかが中心的ですが。

消化に良いので好まれるアマーロやカラブリアのリクイリッツィアのリキュールなんかは、自然の甘さではなく砂糖を加えていますが、モスカートはぶどう100%、甘さもブドウ本来の自然の甘さ。
モスカートの有名な産地として、ヴェネト州がありますが、もともとMoscatello(モスカテッロ;ブドウの種類)はマーニャ・グレーチャ(ギリシア帝国)により南イタリアに持ち込まれ、中世ヴェネチア人が北イタリアに持ち帰り、現在はとても有名なモスカートの産地となったそう。

サラチェーナでは現在でも多くの家庭で、まだモスカートが作られています。
ワインより手がかかる上、量が多くはできないので、地元の贅沢品のひとつ
だから友人におすそ分けで頂くときは、とても有難いけれど、どこか申し訳なさも残ってしまう・・・。
その町で、伝統の方法に従い質の高いモスカートを生産している「Viola社」を訪れました


このカンティーナのモスカートは、何年にもわたってガンベロ・ロッソに質の高さを評価され、賞を取り続けている有名なワイナリーです。


Viola社のモスカートを頂きながら、こだわりや歴史を教えて頂きました。


昔からの方法にこだわり、手法を変えず、現在でも人の手によって生産されているモスカート。
viola社のモスカートは3種類のブドウを使う。
自然乾燥させたMoscatello(モスカテッロ種)を手作業で網に漉していく。
機械だと手加減が効かず、種を潰してしまうとクオリティーが落ちるという。
他の2種類のブドウは、この機械にかけて潰して、Mosto(モスト/ブドウ汁)を作る。


その後モストを弱火に長時間かけ、3分の1の量に減らす。そうする事で糖分とアルコール分が増すと。
そして手作業で潰したモスカテッロ種と火にかけたモストを混ぜ、発酵をさせる。
出荷量が多いのに、こだわって手作業というのにモスカートに対する愛情が感じられた。


もともとサラチェーナは農業中心の町だった。戦後貧しい時代は、みんなカンポ(農地)に出て働いていたけれど、60年代たくさんの人が外国へ移民してしまって、伝統は失われつつあったんだよ。
それではもったいないと思って先代が作り続けていた、サラチェーナのモスカートを商品化したんだ。
自分で納得いくモスカートが出来るようになって単身ガンベロ・ロッソの事務所に持って行った。
そうすると彼らに『こんな質の高いモスカート、いつまで一人で温めていたんだ?』と笑われたよ。

と、Luigi Viola氏は言う。


お勧めのカンティーナです!
早速1本購入し、家へ帰り、モスカートとお供する用の焼き菓子を作った。
食いしん坊100%
カントゥッチーニというイタリア各地で食べられる、アーモンドの入った焼き菓子。


これが温めていたレシピで適当に作ったのに、美味しくってモスカートに合って、夕食に招待した友人からは、
「うちのマンマが作るカントゥッチーニより美味しい!」と絶賛してもらった。


イタリアでは、マンマより美味しい!が一番の褒め言葉です。
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カラブリア、Viola社のモスカート」への8件のフィードバック

  1. SECRET: 0
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    ここはyumiちゃんちから近いのね。
    写真を見たり記事を読んでるとカラブリアに
    行きたい熱が上がってきます・・・笑
    甘いワインを飲んだ記憶はないかもです。
    飲みたいなぁ~~(=^・^=)

  2. SECRET: 0
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    Moscato di Saracena、美味しいよね♪
    このカンティーナ、この夏にCirellaであったワインのお祭り(?)にスタンド出してて、大盛況でした。義兄がソムリエの勉強中で、彼からの情報がなかったら前を素通りしちゃってたかも。そのくらい小さなスタンドで「こじんまりやってます!」ってカンジだったんだけど、すっごく美味しかったわ~。ウチも思わず箱買いしたよ(笑

    カラブリアって、国際的には無名でもものすご~く美味なモノがいっぱいだよね。生産数も少なめだったりして、北イタリアですら流通していないモノも多数。Yumiちゃんがブログで情報発信しているから、カラブリアの名産品も少しずつ知名度が上がっているのかな、と思ったり。カラブリアフリークとしては嬉しい限りです。

  3. SECRET: 0
    PASS:
    長友さん♪
    このカンティーナは車で20分くらいでしょうか?近いです!
    甘いワインも美味しいですよー!ブドウ100%なのに、どこかイチジクや蜂蜜の甘さに似ています。
    食事と一緒には取りませんが、焼き菓子と合います♪ぜひ試してもらいたいです!!

  4. SECRET: 0
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    eriさん♪
    地元では有名なサラチェーナのモスカートでも、イタリア国内、ましてや日本ではほぼ知られていませんよね・・・涙。
    そう、知らなかったら素通りしちゃいますよね。だから知ってる人の案内って本当に重要ー。特にカラブリアってそういう人に紹介したり、宣伝が特に下手じゃありません??
    逆に中部~北イタリアの人は、そんなでも・・・というものでも有名にする力がありますよね!少しずつ知れ渡っていくのでしょうか・・・。地道にね・・・一緒に頑張りましょう☆★

  5. SECRET: 0
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    味が想像できない・・。甘いワインというと、ポルトワインしか浮かばないよ。アカダマワインとか。ポルトワインはあまりの甘さに苦手なんだけど(糖尿病まっしぐらな気がして)、砂糖を加えていないというモスカートの甘さはどんなもんなのかしら。

    ほんのり甘いの?けっこう甘いのですか??

    おいしそう・・・!

    あー、酒がのみたい。フグがあまり酒のまないので、私、常に酒が欲しい。飲みてーーーーー。

  6. SECRET: 0
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    パナッタレさん♪
    ポルトワイン飲んだことないですけど、ネットで見たらそんな感じです!
    でもブランデーとかそういう他のものは一切加えていないので、ワインよりかはほんのり甘い、お酒です!
    ぶどう100%だから、アルコール度数も13~14なんで、ごくごくいっちゃいますよ~。量が多くできないし、お酒が安いイタリアでも結構お値段がするんですよ。(半リットル30ユーロ)
    ごくごく飲んじゃうと、すぐなくなってしまうので、今のところチビチビやってます(^^)
    パナッタレさん、フグさん飲まないのー!!! 私強くないしすぐ顔が赤くなっちゃうんですけどね~家酒は大好き!お酒でちょっとお腹ゆるくなりません?便秘対策として、飲んでみては~??!!

  7. SECRET: 0
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    お邪魔します! 実は昨日、ミラノのソムリエ協会のセミナーで初めてこのワインを飲みました! オーナー自らの説明を聞きながら試飲したのですが、本当に感激しました。このワインの素晴らしさは、適度のアルコールと甘さ、そこにしっかりした酸があることだと思います。アフター(余韻)も長い。マスト(ブドウ汁)を加熱して作るので、亜硫酸(酸化防止剤)を使用せずに作っている、と言うのにもびっくりしました!
    印象に残る素晴らしいワインです!

  8. SECRET: 0
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    bellafeliceさま♪
    初めまして!コメントありがとうございます★
    オーナー自らということは、このルイージさんだったのですか?(それとも息子さん達かな・・)モストを3分の1の量まで加熱させているので、糖度も上がって酸化防止剤も不要だそうですね。
    このルイージさんは「昔ながらの製法で・・」という熱い気持ちを持った方!よく宣伝で聞かれる言葉ですが、カラブリアはまだ工業化されていないところが多いので、昔ながらで質を高いものを作っていると思います!
    bellafeliceさんに気に入って頂けて、きっとViolaさん喜んでいると思います!!

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