マンマの手とKrapfen

投稿日: カテゴリー: カラブリアの食卓

マンマの手は働き者の手。
そしてcotto(コット:加熱されたもの)と彼女は言う。
それもそのはず。彼女の手は、指は、料理の味見に使われる。
パスタを茹でるとき、沸騰しているお湯に指を入れ、塩加減をみる。
強火でお肉を焼いていて、裏に返すとき、右手にフォーク、左手は素手でお肉を返す。
油で揚げ物のしていても、積極的に指や手で裏返す。味見をするのは、基本、指。
私のイタリア料理の師匠はマンマ。
だからパスタの塩加減を指で測るもの、イタリアのマンマは、女性はほとんどそうなんだ、と思っていた。
だから、多少アチッてなっても、出来るだけ私もトライしていた。
フォークやスプーンで塩加減を見ても、結局舌を火傷したりするから、どの方法でも同じだと思っていた。
ある時、マンマ不在で、シモーネの妹と料理を作っていた。
マンマの方法が普通だと、確信していた私は、普通に沸騰するお湯に指をいれ、アチッと多少なりながらも、塩加減を確認していた。
その姿を見て、妹は、
「ユミもマンマみたいに、指で塩加減見るんだー!!!」と驚いた様子。
「え?みんなそうするんじゃないの???」
「熱くて私はできないわよ~!」と!!!!
なーんだ、自分は自分のやり方を見つければいいのねぇ[#IMAGE|S6#]とちょっと安心した覚えがありました。
そして先日、マンマとKraphen(クラッフェン)というオーストリア出身である、ドーナツを作りました。
冬のカーニヴァル季節のお菓子だそうですが、こんな真夏に作ってしまいました。
今まで揚げ菓子ってあまり好きじゃなかったんですが、前にマンマのクラッフェンを食べたとき、揚げたお菓子なのに軽くて、フワフワ&さくさくで、すぐにクラッフェンの虜になってしまった私。
パンやお菓子を売っているお店で、クラッフェンを見つけて買っても、マンマの作った方がフワフワで美味しい、と呟いたら、明日一緒に作ろう!という事になったのでした。
材料は特別なものはなく、家に常備してあるもので済んでしまうところが、グッド◎
唯一買いに行ったのは、ビールの生イーストのみ。(Lievito di birra)
パスタを混ぜてくれるマシーンもあり、二人で順風満帆にスタート。


気温も暖かい夏だと、勢いよく発酵してくれました。


そして形づくり、2次発酵。






油で揚げて、熱いうちに砂糖をまぶします。
生地はほとんど甘くないので、周りに砂糖をまぶしても、甘すぎない!


もう一種類は、丸くして真ん中にヌテッラ(イタリアのチョコレートクリーム)を挟んだもの!

今回もとっても美味しくできました!
そしてやはり、マンマの手はコット。
上げたてのクラッフェンを素手ですぐに砂糖をまぶすことができる。
熱々の時にまぶさないと、砂糖がくっつかないから、時間との勝負。
私の手はまだcrude(クルード:生)で、「brucia! brucia~!(熱い、熱い~!!)」と叫びながらの作業でした…。

マンマの手とKrapfen」への8件のフィードバック

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    うわぁ、美味しそう!
    しかも、いっぱいありますね~♪
    YUMIさん、手、大丈夫?? やけどしなかったですか~?

    写真を見てると、マンマの手が高速で動いているようで・・作業風景を想像しちゃいました(笑
    テーブルの上で豪快に作業するのも、ウチと同じよ~(笑

    ヌテッラ入りを予約したい気分です~(笑

  2. SECRET: 0
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    マンマの手はコットかぁ~こういうのすごくいいなぁ~と思います?
    イタリア料理を旦那さんのマンマから習うって最高じゃないですか~。しかもお料理上手なマンマのようですし^^
    (しかもお若いですよね!?オシャレな感じがする^^)

    このクラッフェン、すんごく美味しそうなんですけどぉぉ~~~こっち来てからそういやドーナッツみたいなのは食べたことないような?
    ふっくらしてて、チョコ入りバージョンも作られたなんて、すぐにでも食べに伺いたい感じです♪

    うちは主人の両親はもう亡くなっていたので、主人のマンマからお料理を習うということは出来ないので、なんだかとってもうらやましいなぁ~と思います。沢山習ってyumiさんがマンマの味を引き継いで行って下さいネ♪

  3. SECRET: 0
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    erieriさん♪
    熱が少し冷めた頃が、一番美味しかったです♪
    たくさんあったけれど、おすそわけしていたら、すぐになくなっちゃいました!シモーネの友達なんて、事前に揚げる時間を確認して、その頃家で既に待機していた人も・・・苦笑
    写真でわかりますよね?! マンマのスピードが速くて、いつも写真とるとこんな感じです(^.^)

    Bolognamicaさん♪
    かなりコットなんですよ!マンマ。こっちが見ていてヒヤヒヤします・・・。うちは旦那が長男で、弟がまだ18歳。だからマンマは若いです(^.^)
    しかも洋服もこだわって自分で作るので、料理以外にも習いたいことばかりです!
    ボローニャではあまり食べないんでしょうか?クラッフェン!ここでは、結構いいポジションをキープしている感じです☆
    たまにドーナツとか食べたくなりますからね・・・!!

    そうなんですか・・・BolognamicaさんのSuoceriは他界されていたんですね。近くにいると面倒なことも多いですが、学ぶこともたくさんあって、有難いです!!

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    わ~っ、何だかジーンと来ちゃいました。

    yumiちゃんの、そういう熱くて真っ直ぐなところがお母さんに
    可愛がられている理由のひとつなんだろうなぁ!

    でも、完全に高温やけどですから……気をつけて下さいね (^_-)

    ああ、私も食べに行きた~い ☆☆☆

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    うわ~!私絶対コットなんて無理だわ~!(笑
    ゆみさんまねしてたっていうのがすごい。ほんとにえらい!!
    美味しそうなドーナツですね~ ほんとにふんわりさっくりなのが分かる!
    こうしてマンマの味を覚えてるゆみさん、あと数年したら自身のアソシエーションでお料理教室開けるかも♪
    マンマの作る食べ物が美味しいのは、愛情たっぷり、手間たっぷりだからなんでしょうね。こうして清潔な布巾を何枚も料理やお菓子に使ってこねた生地を発酵さすことにも、いつも手間を感じます。マンマ万歳ですよねー!

  6. SECRET: 0
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    scinanoさん♪
    ちょっとくらい無理して頑張る、って所が完璧日本人っぽいですよね・・・^_^; 
    何でも直にとらえて、約束は守る性格は、こっちでは貴重みたいで、信頼されているなーって思います!(こっちの人の約束なんてあてにならないから・・・苦笑)
    シモーネとケンカしても、マンマと話すと少し気持ちを取り戻せるし、私もマンマ大切にしています☆
    いつか遊びに来てくださいねー!こんなに無理!ってほど用意しますから!!

    Naviaさん♪
    軽くやけど気味の状態でしたよ、最初はいつも!
    でもマンマの料理のスピードが速いから、熱い!なんて言ってる場合じゃない、ってのが一番の理由なのかもしれません・・^_^;

    布巾も自分が作ったものを使う、なんてのも普通ですよね。そして手間をかけてもそれが美味しくできるなら、手間も万々歳なマンマ達。
    そして何より、人に美味しい!といわれる事が一番の喜びなんですよね!学ぶこといっぱいですー!!

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    こんばんは。お義母さんの手、素敵なしわやシミがありそうですね。(決してネガティブな意味じゃないですよ、すごくポジティブな意味です。やっぱりそういうのは自分が生きてきた証だと思うから…)

    私、写真が好きなんですが、石内都さんっていう写真家が、当時90歳以上の舞踏家・大野一雄さんの手をモノクロのアップで撮っていてすごくいいんです。ゆみさんのお義母さんの手、きっといい被写体ですよ。

    一度撮ってみてはいかがですか??(笑)

  8. SECRET: 0
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    turezure-italiaさん♪
    義母の手は、”ザ・働き者の手”で、シミやキズやしわと、彼女がどう生きてきたか、がひと目でわかる手です。きちんとクリームでケアもしているので、年齢より老けている、というわけではないのですが、私は毎週ネイルサロンに行っている手より、義母の手が好きです。

    モノクロで手を撮るって、きっといい被写体ですね!ちょっと働き者の手を見たら、写真に収めてみましょうか?!

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