今年のパスクワ

投稿日: カテゴリー: カラブリアの食卓

今年も例年通り、シモーネファミリーとマンマの大親友であるマリア家族との食事。(計15人)
マリアはパパのイトコであり、マンマの大親友である、シモーネの叔母さんのような存在。
毎年日曜日のパスクワ、翌日月曜はパスクエッタと続けて祝日である。
パスクワは家で食事、パスクエッタは友達や家族とバーベキューをしたり、どこかPasseggiata(お散歩)に出かけるのが一般的な過ごし方。
昔はパスクエッタも家族で過ごしていたシモーネ家族でも、一番下のアンドレアももう18歳。
友達と過ごすのが普通になり、私とシモーネもパスクエッタは出かける予定があったので、日曜日のパスクワはマリアとマンマ、それぞれが役割を分けてお料理しました。
カラブリア(北部)のパスクワのメニューは、パスタ・アル・フォルノ(いわゆるラザニア)です。これは根っからのカラブリア人のマリアが作る、地元の料理。


たっぷりトマトソースにポルペッティーナ(肉団子)、そしてゆで卵も入れて少しヘビーな、それでも美味しい豪華なラザニア。
ポルペッティーナを入れない人は、サルシッチャを入れたり、逆に両方入れたり人それぞれ。
私の担当は、セコンド担当のマンマのお手伝いとシモーネが採ったタコで作るアンティパストのサラダ。


今回はカニカマも入れたのですが、イタリア語ではなんと“スリミ”日本語でした。
セコンドはもちろん子羊です。
私、羊やヤギの肉はあまり得意ではなく…。肉より野菜の方が断然好きだし、肉はひき肉くらいの存在がありがたい。
それでも子羊は臭くなくて美味しい事にイタリアに来て初めて知って、それ以来、子羊(伊語:アニエッロ)なら食べれる!って思ってました。
この町ではスーパーにアニエッロのお肉は売っていなく、直接飼育している人たちから買う。だから他の肉より生産者が近く安心して食べられるお肉だと気づいた。
パスクワやクリスマス近くなると、誰が用意するか、どこから買うかなどマンマ達は相談を始めるのだ。
そして少し前になると皮を剥がされた子羊が、キッチンにどーんと置かれているシーンも印象的だった。
今年もパスクワ前に、キッチンに置かれてた時に、マンマに「これアニエッロ?」と聞いた。
そしたら「うーん、マリアが買って持ってきたからねぇ。アニエッロでもカプレット(子ヤギ)でも同じようなもんよ!」と。
今までアニエッロは食べてきてもカプレットは避けてきた私。
知らぬ間に食べていたなんて、取り越し苦労でした。
そして今年も美味しく頂きました。
その後気になって調べてみたら、ヤギは「山の羊」と書くくらい、山や崖に住むとあった。
そういえば隣町のチヴィタの崖っぷちに黒い山羊の姿を見かけることが何度もあった。
↓このような崖っぷち


なんであんなところに・・・とヒヤヒヤしながら見ていたけれど、山羊にとったらそれが普通なんだなーと初めて知りました。
そしてドルチェは、カラブリアのパスクワのお菓子、Cuddruno(クッドゥルーノ)とサルデーニャ出身のマンマはサルデーニャのパスクワのお菓子を作りました。
pistoccus(ピストッカス)


軽くサクサクしたビスケットで、パスクワらしく生地には卵大目でシンプルなお菓子でした。
この辺り有名パティシエの作る洗練されたケーキはなく、垢抜けしないデコレーションケーキだらけ。
それを恐る恐る食べるより、素朴な伝統菓子の方が美味しいって事にも最近気づきました。
もちろん姪っ子ちゃんはKinderのエッグ型のチョコにしがみついていましたっ。


最近、こっちにおいで~って手を広げると、足をバタバタさせて手を大きく広げてくれる彼女。
可愛くって、本当にオババカです♪

今年のパスクワ」への7件のフィードバック

  1. SECRET: 0
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    ラザニア大好き♪
    でも、いつも食べてるラザニアはひき肉だけと思う。
    肉団子やゆで卵が入るんだね~。お腹いっぱいになりそう。

    カラブリアでもカニカマが買えるの?日本からの輸入品?
    スリミって言っても日本人の発音では通じないよね?

  2. SECRET: 0
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    長友さん♪
    北イタリアのほうだと、トマトソースにべシャメルソース(ホワイトソース)を加えるみたいですけど、この辺りは肉団子とゆで卵ですね♪
    それだけで、というか見ているだけでお腹いっぱいになります(苦笑)

    カニカマは冷凍で売っていて、たぶん中国産?だと思います。
    ちなみに「スリミ」のリの部分にアクセントで通じます☆

  3. SECRET: 0
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    相変わらず美味しそうなものが登場してますね~。カラブリア風ラザニア、食べたいです!!タコも美味しそう。ところで、、ロサマリーナ、連れて行っていただいたお店のもの、ものすごく美味しいです!!もっと買ってくれば良かったあ。。。。保存食だし2ヶ月くらいは冷蔵庫で問題ないですよね?教室でちびちびお出ししてみます。 ブログをリンクさせていただきました☆

  4. SECRET: 0
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    yukikoさん♪
    リンク有難うございます★私もさっそくリンクさせていただきます!!
    やっぱりあそこのお店のロサマリーナが一番日本人の口に合うかな、って思います!!気に入っていただけてよかったです(*^_^*)
    オリーブオイル入れる前で、そのままだったら2ヶ月は保存可能です。
    逆に少しオリーブオイルを入れてしまっていたら、逆にソットオーリオくらいにたくさんいれないと、悪くなってしまうと思いますけど・・・。
    ブログ、楽しみにしていますっ★

  5. SECRET: 0
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    豪華なラザニアですね♪中に卵が入っているのは初めてです!
    これはパスクワだからですか?それともカラブリア(北部)ではこのタイプのラザニアが伝統的なのかな^^?
    シチリアもだけど、南のサルシッチャはとても美味なので、サルシッチャ入りも美味しそう!
    直接飼育者からお肉が購入出来るなんて、とても贅沢で幸せですよね~美味しいの間違いなしって感じで♪
    ボローニャではパスクワに絶対これを食べる!ってのはあまりないそうで・・(やはりトルテッリーニ・イン・ブロードとかだそう)。南に行くほどパスクワにはこれを食べる!っていう伝統料理が多いようですね。
    ピストッカス、こちらも初めてみました。素朴なお菓子ほど美味しくて、皆に長く愛されそうですよネ^^

  6. SECRET: 0
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    セコンドをゆみさん達が担当って読みながら、タコかも?って先も展開を透視してしまいました!いつか彼が釣ったタコでユミタコ料理をご馳走になりたいです。サルディニアのお菓子サクサクしてるのですか?見た目は固くてさくさくしてそう

  7. SECRET: 0
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    Bolognamicaさん♪
    カラブリアのラザニアは、ゆで卵が小さく切られて入っています★
    それもやはり好き嫌いによって分かれるみたいですが、伝統のラザニアはそうみたいです!ボローニャは春でもトルテッリーニ・イン・ブロード食べるんですか?? それも驚きです(^_^.)
    地方によって本当に違いますねぇ。やっぱりイタリア料理は奥深い!

    Naviaさん♪
    私が日本に帰国していた間に、ほぼ空だった冷凍庫タコや魚でいっぱいになってたんですよ★いつかシモーネのタコで、Naviaさん特製のたこ焼き食べたいですー!!いつか計画しましょう♪♪
    ピストッカス、焼きたてはサクサクしていましたけど、2日目にはしっとりして美味しかったです!素朴な味ほど飽きがこないですよね♪

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