紛らわしいモノ

投稿日: カテゴリー: カラブリアの食卓

イタリア料理は地方料理の集まり、と言われる。
ここで生活をしていると、ここの食が普通になる。
イタリア国内旅行では、レストランで出されるパン一つで、カラブリアとの違いがはっきり見える。
塩分がないものにはびっくりした。(確かペルージャあたり)
私の住んでいるカラブリアでも、北と南ではやっぱり違う。
それは今となっては当たり前の事だけれど、同じ食べ物でも呼び名が異なるものがたくさんあるのだ。
たとえばゼッポラと呼ばれるもの。
うちの町ではこのお菓子↓↓


3月19日の聖ジュセッペの日に食べられるお菓子。美味しいシュークリーム。
年中食べたいお菓子なのに、聖ジュセッペの日の近くにならないとあまり売っていない。涙
少し離れた場所では、クリスマスに食べる揚げピッツァのことをゼッポラという。


ちなみにうちの町では、この揚げピッツァはベッキアレッダという名前。
(ベッキアとはおばあちゃんとかそういう意味)
なんでこの町の郷土菓子の名前は、素敵な名前がつけられてないのだろう・・?
この近くの町でも共通して食べられる郷土菓子はいくつかある。
けれども名前が少し違っていたり、材料も微妙に異なる。
なので、共通のモノの話をしていても出来上がると全然違うものができる確率も低くない。
bocconottiというお菓子。いろんなレシピがあるけれど、サラチェーナという町で作られるのは、決まってアーモンドパウダーの入ったリッチなお菓子。


人により場所により、こんな近くの町でも(10km程度)、方言も異なり、アクセントも微妙に違く、食べ物も同じ名前でも材料や作り方が違うなんて・・・・。
***
6月の末に地元のお祭りに参加する。
カストロヴィッラリのマンマや、近郊のアルバニア人町のマンマによる郷土菓子や料理が振舞われるので、とても楽しみなのですが、打ち合わせ中、
「私たちはこれとこれを作ります」と説明するけれど、「***ってお菓子は油で揚げないよね?」
「いえ、私たちの町では揚げるのよ」となかなか話が進むのが難しい。
カストロヴィッラリのマンマが想像しているものを、アルバニア人町のマンマが作るかは実際やってみないとわからない。というドキドキ感が私にはある。
けれど、それも伝統だから。大切にしていってほしいと思う。
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紛らわしいモノ」への4件のフィードバック

  1. SECRET: 0
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    北の端、コモでも同じ具合です。5Kmも違えばレシピが変わり、お隣のお宅でもレシピは違う。イタリアってつくづく共通なものってないですよね、ほんとだからイタリア人みたいな人格になるんですね、きっと。
    日本より食べ物やマツリゴトの風習の風化は遅いと思いませんか?世の中がどんどんグローバルに、そして無色になっていくなかでとても色あざやかな力だと思います。お祭りのブログ楽しみにしています。

  2. SECRET: 0
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    Naviaさん♪
    グローバルなんて言葉、この辺りでは耳にしませんよ~(苦笑)
    これほど特色豊かな食文化のおかげで、外国料理に興味がなくなるのも納得できますよね。
    やっぱり「有名なものより地元のもの」という言葉がしっくりいきます。
    折り紙レッスンする予定なので、また次回地元のフェスティバル、アップしますね~!

  3. SECRET: 0
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    うわ~素敵! そのお祭り、行きたいですっ!!お祭りレポートよろしくお願いします♪ それにしても、イタリアはパンもお菓子も、それ以外も本当に地方色が豊かで、何度行っても飽きないので困ります。カラブリアも次回はもっと隅々まで攻めないと。

  4. SECRET: 0
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    yukikoさん、こんにちは~!!
    そうですよね、本当に食文化が豊かで飽きないところが困りますよね。
    毎年イタリア各地を周られてるyukikoさんが一番実感してますよね♪♪
    私なんてカラブリアや南イタリアのモノしか知りませんよ。yukikoさんのブログを見て逆にビックリしちゃうことも!
    また楽しみにしてますね☆

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