マンマの手とKrapfen

投稿日: 8件のコメントカテゴリー: カラブリアの食卓

マンマの手は働き者の手。
そしてcotto(コット:加熱されたもの)と彼女は言う。
それもそのはず。彼女の手は、指は、料理の味見に使われる。
パスタを茹でるとき、沸騰しているお湯に指を入れ、塩加減をみる。
強火でお肉を焼いていて、裏に返すとき、右手にフォーク、左手は素手でお肉を返す。
油で揚げ物のしていても、積極的に指や手で裏返す。味見をするのは、基本、指。
私のイタリア料理の師匠はマンマ。
だからパスタの塩加減を指で測るもの、イタリアのマンマは、女性はほとんどそうなんだ、と思っていた。
だから、多少アチッてなっても、出来るだけ私もトライしていた。
フォークやスプーンで塩加減を見ても、結局舌を火傷したりするから、どの方法でも同じだと思っていた。
ある時、マンマ不在で、シモーネの妹と料理を作っていた。
マンマの方法が普通だと、確信していた私は、普通に沸騰するお湯に指をいれ、アチッと多少なりながらも、塩加減を確認していた。
その姿を見て、妹は、
「ユミもマンマみたいに、指で塩加減見るんだー!!!」と驚いた様子。
「え?みんなそうするんじゃないの???」
「熱くて私はできないわよ~!」と!!!!
なーんだ、自分は自分のやり方を見つければいいのねぇ[#IMAGE|S6#]とちょっと安心した覚えがありました。
そして先日、マンマとKraphen(クラッフェン)というオーストリア出身である、ドーナツを作りました。
冬のカーニヴァル季節のお菓子だそうですが、こんな真夏に作ってしまいました。
今まで揚げ菓子ってあまり好きじゃなかったんですが、前にマンマのクラッフェンを食べたとき、揚げたお菓子なのに軽くて、フワフワ&さくさくで、すぐにクラッフェンの虜になってしまった私。
パンやお菓子を売っているお店で、クラッフェンを見つけて買っても、マンマの作った方がフワフワで美味しい、と呟いたら、明日一緒に作ろう!という事になったのでした。
材料は特別なものはなく、家に常備してあるもので済んでしまうところが、グッド◎
唯一買いに行ったのは、ビールの生イーストのみ。(Lievito di birra)
パスタを混ぜてくれるマシーンもあり、二人で順風満帆にスタート。


気温も暖かい夏だと、勢いよく発酵してくれました。


そして形づくり、2次発酵。






油で揚げて、熱いうちに砂糖をまぶします。
生地はほとんど甘くないので、周りに砂糖をまぶしても、甘すぎない!


もう一種類は、丸くして真ん中にヌテッラ(イタリアのチョコレートクリーム)を挟んだもの!

今回もとっても美味しくできました!
そしてやはり、マンマの手はコット。
上げたてのクラッフェンを素手ですぐに砂糖をまぶすことができる。
熱々の時にまぶさないと、砂糖がくっつかないから、時間との勝負。
私の手はまだcrude(クルード:生)で、「brucia! brucia~!(熱い、熱い~!!)」と叫びながらの作業でした…。

シッラ国立公園での新しい発見

投稿日: 2件のコメントカテゴリー: カラブリアのすゝめ

涼しい午後を過ごした町、Camigliatello(カミリアテッロ)には、目新しいものがたくさんありました[#IMAGE|S16#] クリスマスグッズの可愛いお店や、シッラ国立公園の美味しい食材、そして地元の人の手で作られた素敵な織物や刺繍。
合計6人+姪っ子ちゃんで行ったので、徐々にはぐれていって、あっちのお店、こっちのお店、パパなんか一人で切り売りのピッツァとワインなんて飲んで・・・
どこの父親も同じだなぁ、と・・・・笑

女性陣はやっぱり地元の伝統の織物や刺繍にくぎづけ。
エレガントなものではなく、幾何学模様で、シンプルで色使いが素敵で、値段も高くない!
エレガントなものに多少トラウマがある私・・・

↓これがシッラ国立公園にある、カミリアテッロよりもう少し奥にある町・San Givanni in Fioreという町の
伝統的な織物、「Ozoturu」


サルディーニャ島出身のマンマは、このOzoturu模様が、故郷サルディーニャのデザインに似ていると、
興奮気味!私はやっと自分がカワイイと思うものに出会えて、興奮!
あとでサルディーニャの伝統織物を探すと、確かに似ている。↓↓


このOzoturuの歴史をネットで見ると、やはり東方・ギリシア文化の影響を受けた伝統工芸とされるという。
他の南イタリアと同じように、カラブリアも紀元前から、ギリシア帝国の植民地となっていた場所。
サルディーニャ島こそ、地中海に浮かぶ島で、ギリシア・アラブ・ローマと様々に異なる文化の影響を大いに受けた島。
意外なところで、共通点をみつけたマンマはとても嬉しそうでした。
今ではあまり帰らなくなってしまっても故郷を思う気持ちは、いつまでも消えないんですね。
そしてドルチェまで!シッラで代表的なお菓子、「Pitta ‘MPIGLIATA」
中にはアーモンド、胡桃、干しブドウが入ったお菓子。


シッラの町、San Givanni in Fiore出身のマンマの友達が、サルディーニャのお菓子に似ている!と喜んだマンマを見て、毎年クリスマスになると彼女が作ったこの伝統のお菓子を、家に持ってきてくれてたという。
次はもう少し奥まで行ってみたいと思いますっ[#IMAGE|S6#]

厳しい暑さの日には・・・

投稿日: 8件のコメントカテゴリー: カラブリアのすゝめ

太陽のある昼間は、とっても暑~い、カラブリアです。
私の住んでいる町、カストロヴィッラリはポリーノ国立公園の麓にあるので、暑い中でも、まだ過ごしやすい。
けれど、外を歩くとき、車で移動をするとき、カラブリアの太陽をガンガン浴び、海で日焼けをしなくとも、
すでにしっかり焼けています。
そしてシモーネの妹家族が住むコセンツァは、周りを山に囲われた盆地のため、暑っい。
日曜日、シモーネ家族と妹のお家でランチをした。
彼女の家にはエアコンがない。
日本ほど湿気がないから、過ごせないって事はないけれど、暑くてみんなバルコニーへ避難。
暑い夏は、イタリア人はしっかりお休みをとる。
その気持ちがわかる。
こんな暑い夏でも、しっかり働く日本人はすごい。
私もこの暑さと、イタリアのヴァカンスモードにやられてすっかりお休み気分。
食後、暑さのため、コセンツァから車で30分程度の、シッラ国立公園にある町へ出かけることにした。
Camigliatelloという町に着くと、びっくり!
涼しいというか、寒いんです!!
コセンツァからたった30分で、火照った体を癒せる場所があるって、素敵[#IMAGE|S16#] シッラ国立公園は、夏は避暑地、冬はスキー客と、年中観光客が集まるという。
スキーができる、と聞いても、半信半疑だったんですが、この目でスキー場を発見!
来シーズンこそは、絶対カラブリアでスキーするぞ、とあらためて心に誓ったのでした・・。
Camigliatelloの町並みも、どこか北イタリア、アルプスの町っぽい。
家の作りも、防寒対策しっかりで、明らかに都市部とは違う。
そして、クリスマスグッズのお店があった。
エレガントな物しか見当たらない、この辺りでしたが、ここには木で作った暖かいツリーの飾りがたくさんあった。
子供ができたら、エレガントなクリスマスツリーじゃなくって、こういう暖かいツリーを飾ってあげたい。






そして、私たちのニポーテ(姪っ子ちゃん)は、寒いからお鼻が赤い。トナカイちゃん。


この子にも、今年のクリスマスにはツリーの可愛い飾りをたくさん買ってあげたい。
イタリアの子供って、4,5歳になると、しっかり大人の顔つきになる。
まだ小さいこの子は、表情が柔らかくて、とっても愛らしい。
めったに出かけないシモーネ家族と、こうやってゆっくりお散歩をするのも楽しい。
家族が増えていき、みんなと出かけたり、一緒に過ごす時間はとても貴重だと、この子の存在でみんなが思っているのだと思う。
そして何より、火照った体を、芯から冷やせた有意義なお散歩でした♪

lagane e ceci

投稿日: 9件のコメントカテゴリー: カラブリアの食卓

この地方で「Lagane e ceci」というパスタは、特別な存在である。
シモーネのおばあちゃんに教えてもらって、時々手打ちパスタを作る。
そしてこの料理も好きでよく作る。
そして「今日はLagane e ceciを食べた、しかも作った」と地元の人に言うと、
反応が、う~ん、Lagane e ceciか~、lagane e ceciか~ウラヤマシイ・・
この町出身のパパは「lgane e ceciを作ったのに、何で自分を招待しないんだ~あーあぁ。」と嘆き気味。
マンマはこの町出身じゃないから、彼女にとってこの料理は大して特別ではないから、あまり作らない。
次回はパパ招待しないと・・
イタリア語では、「Tagliolini con ceci(ひよこ豆と太目のパスタ)」
北カラブリアの伝統的な手打ちパスタは、卵を使わない、白いパスタ。
材料は小麦粉と水だけで、感触は「うどん」そのもの。
このパスタも私の中では、”つるつるうどんのトマトソースひよこ豆入り”




二人分だとチャッチャと出来るのですが、それでも乾燥パスタを茹でるのとは違う。
この少しの特別感がいい感じでした♪