うちの漁師

投稿日: 10件のコメントカテゴリー: カラブリアで収穫

うちのシモーネは「釣りのサンペイ」とあだ名がつくほど、フィッシングおたくである。
おたくと言うより、すでに「漁師」である。
忙しい合間をぬって、朝5時には遅くとも海に向かい、9時過ぎには家に帰ってくる。
特に夏場は、この時間より遅くなると、砂浜には海水浴に来た人たちで賑わうので、お洒落な水着でリラックスしている人の中、いかにも海男という格好なので、あまり見られたくない、という意識も働くみたい。
↓↓こういう格好。


そして今までに、なーんにも獲れずに手ぶらで帰ってきたことは、1度か2度くらいしかない。
結構腕が利く漁師なのです。
そして昨日は、せみ海老をゲット。


こういう海老は買うと高いし、本当に獲れたてのものと、一度冷凍保存されたものの味ってかなり違うので、
お昼ごはんの用意してあったけれど、そっちを保存して、早速頂きました。
小さめに切っていくと、中身はこんなにびっしり&ぷるぷる。


パスタは豪華で本当に美味しかった。


こういう豪華なものは二人で食べるより大人数。マンマとパパと4人で、Buono!!を言い続け食べました。
そして他には、小ぶりのタコとお魚を持って帰ってきました。
こちらはzuppa di pesce(魚介類のスープ)にしました。


素材が新鮮なので、トマトを入れたソースを作り、お魚を入れて煮るだけ。
ごちそうさまでした~[#IMAGE|S6#] にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ
にほんブログ村

紛らわしいモノ

投稿日: 4件のコメントカテゴリー: カラブリアの食卓

イタリア料理は地方料理の集まり、と言われる。
ここで生活をしていると、ここの食が普通になる。
イタリア国内旅行では、レストランで出されるパン一つで、カラブリアとの違いがはっきり見える。
塩分がないものにはびっくりした。(確かペルージャあたり)
私の住んでいるカラブリアでも、北と南ではやっぱり違う。
それは今となっては当たり前の事だけれど、同じ食べ物でも呼び名が異なるものがたくさんあるのだ。
たとえばゼッポラと呼ばれるもの。
うちの町ではこのお菓子↓↓


3月19日の聖ジュセッペの日に食べられるお菓子。美味しいシュークリーム。
年中食べたいお菓子なのに、聖ジュセッペの日の近くにならないとあまり売っていない。涙
少し離れた場所では、クリスマスに食べる揚げピッツァのことをゼッポラという。


ちなみにうちの町では、この揚げピッツァはベッキアレッダという名前。
(ベッキアとはおばあちゃんとかそういう意味)
なんでこの町の郷土菓子の名前は、素敵な名前がつけられてないのだろう・・?
この近くの町でも共通して食べられる郷土菓子はいくつかある。
けれども名前が少し違っていたり、材料も微妙に異なる。
なので、共通のモノの話をしていても出来上がると全然違うものができる確率も低くない。
bocconottiというお菓子。いろんなレシピがあるけれど、サラチェーナという町で作られるのは、決まってアーモンドパウダーの入ったリッチなお菓子。


人により場所により、こんな近くの町でも(10km程度)、方言も異なり、アクセントも微妙に違く、食べ物も同じ名前でも材料や作り方が違うなんて・・・・。
***
6月の末に地元のお祭りに参加する。
カストロヴィッラリのマンマや、近郊のアルバニア人町のマンマによる郷土菓子や料理が振舞われるので、とても楽しみなのですが、打ち合わせ中、
「私たちはこれとこれを作ります」と説明するけれど、「***ってお菓子は油で揚げないよね?」
「いえ、私たちの町では揚げるのよ」となかなか話が進むのが難しい。
カストロヴィッラリのマンマが想像しているものを、アルバニア人町のマンマが作るかは実際やってみないとわからない。というドキドキ感が私にはある。
けれど、それも伝統だから。大切にしていってほしいと思う。
にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ
にほんブログ村

***

カラブリアのアカイモノ

投稿日: 15件のコメントカテゴリー: カラブリアの食卓

カラブリアには他のイタリア各地で見られない珍しいものが多い。
まずカラブリアに足を踏み入れて、スーパーや地元の食材店などで、大きなバケツに入った赤いものを目にする。
それはサルディチェッデ(サルデラ、ロサ・マリーナ)。
サルデラ(生しらす)を唐辛子で練りこんだもの。昔から保存食として食べられていて、一般的にはパンにつけて食べられる。


カラブリアのサルシッチャ(ソーセージ)も基本、赤いものが多いし、ソプレッサータといわれるサラミも赤い。そして有名なNduja(ンドゥイア)も赤い。


とりあえず、カラブリアは赤いものだらけなのである。
お洒落なイタリアンというよりかは、唐辛子の国、韓国のように“アジア”を感じる食材が多いと思う。
サルディチェッディなんかは、それぞれの家族が伝統の味を守っているし、韓国キムチのような存在。冷蔵庫にあると、安心できる存在。
この赤さをみると、口から火が出るほど辛そうに見えるけれど、種類が山とある。
飛び出しそうなほど辛いもの、塩辛いもの、ほどほどなもの。
色は変わらず赤いのになぜそこまで辛くないものがあるかというと、カラブリアの家庭では常備される、辛さを調節できる粉末ペペローネ(唐辛子、パプリカ)があるから。
ペペローネとはピーマンやシシトウ、パプリカのような形をしている野菜の総称で、カラブリアには大きさや味(甘いもの、辛いもの)など種類がかなりある。


カラブリアの土地に適していて、よく育つらしく、夏にはよくおすそ分けを頂く。
秋口に食べきれないペペローネ(いろんな種類、辛いもの、甘いもの)を干し、乾燥ペペローネを作ってこれまた保存。中にはしっかり乾燥されてから、挽いて粉末ペペローネにする。


去年の秋口、遠い親戚から買った粉末パプリカ。辛いものと、辛くないもの。
それぞれ秘伝のレシピで、この粉末パプリカを使って、お好みの辛さを作るのです。
だから口から火が出るほど辛そうなものでも、意外に「辛くない」ものもあるので、買う前に確認し、味見をさせてもらうのがいいですね。人によって美味しく食べられる辛さは異なるので。
美味しいサルディチェッデや、Nduja、サルシッチャを作るためには素材や塩加減も重要ですけれど、その味を支える美味しい香ばしい「粉末パプリカ」を手に入れるのも重要なのです~。
私のお気に入りは、辛さも塩加減もほどほどのもの。
あるお店で売っているサルディチェッデはとても気に入っていて、日本人の口にも合う。
日本にいる家族もお気に入りで、「あのお店のサルディチェッデを買ってきて!」とラブコールをもらう。
けれど、どうみても「お洒落なイタリアン」ではなく、塩辛やキムチに見えてしまうのは、私だけじゃないはず・・・。
ちなみに白いご飯と合わせても美味しいです[#IMAGE|S16#] にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ
にほんブログ村