2012年クリスマス・イヴディナー

投稿日: 4件のコメントカテゴリー: マンマの郷土料理レッスン, イレアナ・マンマのレッスン

毎年クリスマスイヴのディナーはスオチェラ(義母)宅にてお魚料理、
クリスマス当日のランチはマリア宅にてお肉料理、
26日のサント・ステファノ(祭日)には余った料理をまたまたマリア家族と集まってスオチェラ宅で食べるのが決まり。
普通イタリア人カップルだと、妻と夫の実家とをうまく分けているから調度よいものの、
日本人妻である私はどちらともすべて夫の家族と過ごすわけで、自然と3日間ほとんど同じ顔ぶれであーる。
結構それも辛かったりする・・・その分楽でもあるけれど・・複雑。
腹八分目とかモッタイナイの文化がないお国柄のため、毎年作る料理は大量に残るし、2・3品はほとんど手付かずの状態だったりする・・・。
若者はもっとちょうど良いくらいに作る人も多いけれど、マンマの世代となると
「足りないことがあり得ない・まずは量!」的な感覚の人も多いから、自分のメンツが潰れないよう多く作る。
毎年買うのが、ムール貝、あさり、イカ、エビ、バッカラ(タラを塩漬けして干したもの)、スズキやタイなどが一般的であり、クリスマス前になると魚屋は大忙し、クリスマスイヴの朝にピックアップするように予約する人も多い。
せっかくなので、うちのクリスマスメニューはほぼ毎年こんな感じ。
** Antipasto (前菜) **
Pepata di cozze(ペパータ・ディ・コッツェ/ムール貝の胡椒たっぷり蒸し)

美味しいですよね~ワインとか入れなくても、本当においしい。この残り汁だけでごはんもイケちゃいます。
Cozze fritte (ムール貝のフライ)


これはイレアナ・マンマのお得意特別料理。ムール貝から出る磯の味を無駄にしない、料理。
そこら辺のお店のものなんかとは比べ物にならない、美味しさ。
Insalata di polipo (タコのサラダ)
もちろんシモーネの獲ったタコです^^
Insalata Russa (ロシア風サラダ)
クリスマスシーズンになると、どこのスーパーでも売り出す、ポテトサラダのようなもの。
なぜにロシア風?と疑問になりますが、なんとロシア人の友人は
「未だになんでロシア風っていうのかわからないわー。ロシアではイタリア風っていうのに!」
その他、手作りのオリーブや簡単なパイ生地を使ったおつまみ、コロッケなどとにかくたくさん。
** プリモ (第一の皿:主食) **
プリモはなんと夏にマンマがサルデーニャから仕入れてきたFregula(フレーグラ)


炙って乾燥させたパスタで、珍しい触感でしたが、私は好きでした!魚介類たっぷりのソースを合わせます。


Fregula ai frutti di mare (魚介類のフレーグラ)


イタリア人って地元食を愛しすぎるがために、他の地方のもの苦手な人が多いです。
なのでザ・カラブリア人にはちょっと慣れないため苦手そうでした・・苦笑
** セコンド(第二の皿:メイン) **
Baccala’ e Patate (バッカラとジャガイモの煮込み)


これはバッカラはイタリア各地で食べられるものですが、カラブリアならではの調味料素材もふんだんに入るこの煮込み。特にこの辺り出身の人は好きですねー。
Frittura mista dei gamberi e calamari (エビとイカのフライ)


写真はエビだけですが、これはアンドレアの作品。お皿の盛り付けはやっぱり彼の仕事!
Gamberoni arrostiti (エビのあぶり焼き)
Orata al forno con pure’ di patate (鯛とマッシュポテトのオーブン焼き)
** Doce e Panettone (お菓子とパネットーネ) **
おまけの写真ですが、スオチェロ(義父)はとってもご機嫌な様子で、
「ユミ!写真撮ってユミのパパに見せてあげて!クリスマスにイタリアきたらこんな風に飲めるよって伝えたらお酒好きのユミパパはすぐに飛んでくるから!」と、ワインをデカンタで飲むふりをしています。


まぁ、何はあれとも平和でいいですね~。
フェスタ時の寝不足と疲れのため、帰国便は半分以上寝ました。
いつもは寝る暇を惜しんで映画を見るのに今年は逆転(苦笑)
お正月は実家でなーんにもしない予定でございます[#IMAGE|S6#] ↓クリック頂けたら励みになります!
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続・家庭用ワインが出来ました♪

投稿日: 6件のコメントカテゴリー: カラブリアで収穫

10月、豆な男で有名な(?)ダヴィデ宅で体験した家庭用ワイン作り
新酒ワイン(フランスのボジョレヌーボーが有名ですね^^)は、イタリアでもノヴェッロとして楽しまれています。

もとは11月6日に解禁されていたので、ノヴェッロ。ダヴィデ曰くノヴェンブレNovembreから来ていると。
ググッてみると新しいNuovoから来ているそうです。

フランスのボジョレヌーボー解禁イベントで、カウントダウンしちゃうのもどうかと思いますけれど、イタリアワインの解禁行事も最近は行われているんですね。
しかも今年から法改正で10月30日となったそう。
・・・でもここはカラブリア。その上ダヴィデと作ったのは家庭用ワイン。
まったく気にしてないですね、法で決められる解禁日とか(笑)。
カラブリアの家庭で作られているワインは、昔から12月8日の祝日Immacolataで新酒の味をたしなむというのが伝統のようです。

近頃ダヴィデのお母さんの調子が悪く、12月8日には間に合わなかったけれど、先日おすそ分けを頂戴しました。
ボトルを見て、また驚き!
なんとラベルまで貼ってある[#IMAGE|S37#]

ホラっ。シモーネと作業したときの写真まで貼ってある!


こういう手間を手間だと思わないのも、豆だわー。
面白可笑しく、楽しくやってしまうの、南の人の特徴です。

ワインのお味は、まだ若いけれど余計なものが一切入ってないから「ぶどうを飲んでます」って口の中で感じます。
この至福の美味しさは、お店では買えない、貴重なものです!
・・・そのうち、ワイン作ろうかぁ、なんて妄想始めちゃいました。
ダヴィデみたいに、ブドウから買えばそんなに手間はかからないし・・・。
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金運を呼ぶレンズ豆とマンマの知恵レシピ

投稿日: 6件のコメントカテゴリー: マンマの郷土料理レッスン, ルチェッタ・マンマのレッスン

12月8日はイッマコラータ(Immacolata Concezione)という祝日でして、この日からクリスマスの始まりです。今年は8日が土曜日だったこともあり、土曜・日曜と大家族食事会が行われているようでした。
私もこの週末クリスマスツリーを出し、クリスマス気分を満喫しているしだいです。
これからの週末、みんなどこかそわそわして、集まりやお祝い事が多くなります。
その上友人・親族の誕生日も重なり、お祝いだらけ!
クリスマスの食卓はいくつか紹介しましたので、お正月メニューを。
クリスマスが終わってもマンマは手を抜きません!
大晦日は友人達でパーティーなど、どちらかと言うとクリスマスより気軽な感じですが、元旦はもちろん家族で集まります。
夜遅くまで出歩いていた若者は、眠い目をこすり豪華な元旦の食事を迎えることになります。
メニューはそれぞれの家庭で異なりますが、共通して食べられるのがレンズ豆。
豆の形がお金のコインに似ているからか(?)、金運を呼ぶとされているレンズ豆とコテキーノというサラミの一種を一緒に食べます。
このレンズ豆を食べるときには毎年、必ず誰かしら、
「毎年レンズ豆を食べているのに、お金なんて入らないけどね!」と皮肉を言いながら食べるのもどこの家庭でも共通しているのでは?!

特に今年は街のイルミネーションも自粛、なんてところが多いので、願掛けでレンズ豆の消費が多くなったりして。
コテキーノはどちらかと言うと北イタリアのものなので、ルチェッタさんのお宅ではサルシッチャとレンズ豆という組み合わせになります。


サルシッチャとレンズ豆を一緒に煮込んだ、温かいお正月料理。
そしてもう一品、カラブリアのマンマのアイデア料理。


キノコ風ナスの炒め物
なぜキノコ?と思いますが、ナスをしっかり煮込んだ食感ってキノコに似ているんです。
キノコ類入れていないのに、この料理を作ると、「キノコ入ってる?」と聞かれます。
ピアット・ポーヴェロ(貧しい料理)と言われるカラブリアだからでしょうか?
色んなところで、なんちゃって料理を見かけます。
それも昔からの主婦の知恵ですね~!
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カラブリアのクリスマスメニュー

投稿日: 4件のコメントカテゴリー: マンマの郷土料理レッスン, マリアンナ・マンマのレッスン

早いもので今日から12月、師走です~。
歳を重ねるごとに師走の意味が分かるようになったし、1年って本当にあっという間。
表現だけじゃなくて、あっと言っている間に2012年がおわちゃった感じ。
本当に一気に過ぎ去った一年でした。
さて、イタリアでは11月1日が諸聖人の日(Tutti Santi:死者が帰ってくる日:お盆のような日)で、その流れから11月はあまりお祝い事をしない月です。
12月に入ると、12月8日はImmacolata Concezioneと言って、90%以上の家庭でこの日にクリスマスツリーやプレセーペなど、クリスマスの飾り付けをする日で、ここからがクリスマスの始まりです。

地方ごとにクリスマスの食卓は異なります。
地方だけではなく、家庭によって異なると言っていいかもしれません。
伝統料理が中心ですけれど、家庭によって少しずつ異なるのも面白いところです。
クリスマスイヴは魚料理、クリスマスは肉料理が基本です。
なので、カラブリア北部、マリアンナさん宅のクリスマスイヴ・メニューを紹介したいと思います。
ラ・モッリカータ(La Mollicata)というパスタです。
モッリーカと言うのは、貧しかった時代、パン粉をカリカリに炒め、パスタの上にかけて粉チーズの代わりをしていた事から始まったものです。
イタリアではシチリア島や南部で食べられる物ですが、カラブリアのモッリーカはもちろん赤!


バッカラで煮込んだトマトソース。


私の住んでいるところは、海まで30分程度ですが昔は新鮮な魚が手に入らなかった場所。
お魚の伝統料理は干しダラのバッカラが中心です。
乾燥ペペローネも投入し、ソースが完成しました。


ソースとパスタ、モッリーカは一緒に食べ、バッカラはセコンドしてサーブされます。


そしてドルチェもクリスマスのモノ、Giuggiurlena(ジュッジュレーナ)、ゴマを使った甘いお菓子。


北カラブリアお得意のひし形に切り、レモンや蜜柑など柑橘系の葉っぱの上にのせるのも伝統だとか。


私ひそかに、このパスタ、モッリカータにはまってしまいました・・・。
あさりやムール貝、カジキマグロのような豪華な魚を使うのじゃなくて、この質素で豪華な料理!
昔は貧しいながらもお祝い事は特に、主婦の知恵を活かした一皿だったんですね・・[#IMAGE|S1#] ↓クリック頂けたら励みになります!グラッツィエ♪
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