古代ギリシア都市Sybaris (シバリス)

投稿日: 2件のコメントカテゴリー: カラブリアのすゝめ

南イタリアと古代ギリシア帝国の繋がりは何度か取り上げてきましたが、
先日Sibari(シバリ)というイオニア海沿いの町の、シバリス考古学公園へ行ってきました。
パエストゥムやアグリジェントのように古代ギリシア神殿が残っていないのが残念ですが、このシバリスも紀元前に栄えたギリシア帝国植民地の一つ。
シバリスは紀元前720年ごろ古代人によって築かれた都市で、紀元前510年にクロトーネ人によって破壊された。その後、ギリシア帝国アテネ人によって再建されたThurii (トゥーリ)は、発掘物からもとても栄えた都市だったとわかる。
その後、古代ローマ植民都市Copia(コピア)となり、手を加えられた。


遺跡公園はイオニア海に繋がる水量の多いクラーティ川のほど近い場所にあり、常に水害の被害に悩まされてきた場所で、現在でもポンプを使って地下水を汲み上げて遺跡公園を保ち続けている。


写真の緑の葉をつけた木のすぐ近くにクラーティ川が流れています
今年の冬の大雨で、クラーティ川が溢れて遺跡公園の大部分が洪水被害にあってしまったという。
現代でもこういう被害にあうくらいなので、遺跡公園には大きな神殿のようなものが残っておらず、かろうじて跡がわかる程度なのも納得。


表面に残っているものの多くが古代ローマ都市コピア、大邸宅跡にはモザイクが残っている。


古代ギリシア人に「ワインの土地」と呼ばれた場所にあるこの古代都市シバリスの収入源は主にワインとオリーブオイルであったという。
現代でも大して変わってない 笑
紀元前5世紀の青銅で作られたToro Cozzante di Thourioriはとても有名で、発掘公園の近くシバリ国立博物館で保存されている。


※博物館は撮影禁止だったため、この写真は他サイトから拝借
古代ギリシア人数学者ピタゴラスは、長くカラブリア・クロトーネで生活し、バジリカータ州メタポントで亡くなったといわれる。
レッジョ・カラブリア考古学博物館で保存されている2体の青銅像、リアーチェのブロンズ像は特に有名ですが、歴史が深い場所だと改めて思いました。
2000年以上も前なのに、その頃と大して変わってないのでは?と思うカラブリアの景色や文化。
1年に一度戻るだけでも、変わりすぎている日本。
本当に極端に異なる場所に住んでおります。(笑)
↓クリック頂けたら励みになります!グラッツィエ♪
にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ
にほんブログ村

ポリーノ山の麓のワイナリー見学 Tenuto Ferrocinto

投稿日: 8件のコメントカテゴリー: カラブリアのすゝめ

あまり知られていないカラブリアのワインですが、紀元前マーニャ・グレーチャ(ギリシア帝国)の植民地として栄えたころ、古代ギリシア人に“Enotria Tellus”  (ワイン作りに適した土地)と呼ばれていたカラブリア。
何度かブログ内でもふれたように、カラブリア州は中世まで公用語がギリシア語であった場所がほとんどで、ギリシアと深いつながりがあった場所です。
特にギリシア方面(?)の足底のイオニア海沿いには、ギリシア遺跡が各所に残っている。
イタリア各地で見られるように、家庭単位でワインを作る伝統は今日でも残る。
こういう家庭ワインは品質というよりかは、「余計なもの一切入ってない!昔ながらの家庭の味」が売りだ。
カラブリアのブドウの種類もやはり、ギリシアから持ち込まれたものが基本で、赤はマリオッコ、ガリオッポ、白はモントーニコ、グレコなどあまり聞きなれない種類かもしれない。
私の住むポリーノ山の麓に、2008年から本格的にワインづくりを手掛け始めたCampoverde社に工場とワイン畑の見学をさせてもらいました。
工場のあるエリアは、カストロヴィッラリの外れにあり、果物栽培が盛んな場所。
特に桃、オレンジの栽培が盛んで、もともとCampoverde社の母体はフルーツジュースをEU圏に向けて生産していた。
5年前から、シチリア出身の酒造家を招いて世界に売り出すワインづくりを手掛け始めたというこのワイナリーは、これから要注目のカラブリアワインを発信してくれると確信している。
最新の機械を使い、温度管理、品質管理が保たれている。




大きく分けて2種類の商品があるそう。
こちらのCampoverdeと書かれたワインは、地元の契約農家から収穫されたブドウを種類ごとに分けて
作られているワインで、お手頃価格なもの。


そしてこちら、Tenuto FerrocintoはCampoverde社の酒造家により、丁寧に品質管理されたブドウのみで作るクオリティーの高いワイン。


Tenuto Ferrocintoのワイン畑にもお邪魔させて頂きました。


両サイドにブドウ畑が広がる小高い丘に続く一本道。
丘の上には18世紀に建てられたというお城が。現在でもしっかり管理されていて、結婚式やパーティーにも使われるとか。


一面に広がるブドウ畑。


Tenuto Ferrocintoのボトルマークにも描かれた、このポリーノ山とブドウ畑、絵になります!


案内して頂いた酒造家、ステファノ・コッポラ氏のお話によると、カラブリアのこのあたりは昼・夜の気温差はトスカーナ州並みであり、降雨量もピエモンテ州にならぶ場所そうで、ワイン作りには適した場所。
ブドウ畑に深い愛情を持った酒造家、ステファノ氏。
これからのFerrocintoが楽しみです?
P.s. こちらのFerrocintoのワイン、日本でも飲めるレストランやエノテカがあるそうです。 
   ぜひお試しくださいね~!!
☆ワイナリーへご案内も承ります☆
↓クリック頂けたら励みになります!グラッツィエ♪
にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ
にほんブログ村

手打ちマッケローニとカラブリアの味覚

投稿日: 6件のコメントカテゴリー: カラブリアの食卓

日曜日、久しぶりに手打ちマッケローニを作りました。
マッケローニとは日本でいう「マカロニ」のことで、パスタの中が空洞になっているパスタです。
マンマが作る郷土料理のマッケローニは、お肉で煮込んだトマトソースやポルペッタ(肉団子)が入った、濃いしっかりとしたソースと合わせるのが多い。
ですが、この日は新しいレシピに挑戦!
豚挽き肉をサルシッチャ風に味付けし、皮をむいたトマトと炒め、そして最後にカラブリアならではのモノを合わせました。


上に乗っている赤いものはコレ。


カラブリアの乾燥パプリカです。
大きいパプリカは甘いもので、乾いた布巾でしっかり拭いてから、手でほぐし、種を抜いてからオリーブオイルで炒めます。
カリッカリでパプリカの甘みがしっかり残ったものになるんです!
カラブリア、バジリカータの方言では、Cancariddi Cruschi (カンカリッディ・クリュスキ)と言います。
地元っ子に大人気です。


これは他の地方では食べられないものだと思いますので、ぜひカラブリアでお試し頂きたい!!
マッケローニとカリッカリのカンカリッディ・クリュスキ(カミカミになりそうな発音・・)がいい感じでした♪
↓クリック頂けたら励みになります!グラッツィエ♪
にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ
にほんブログ村

南イタリアの元気な夏野菜たち

投稿日: 8件のコメントカテゴリー: カラブリアの食卓

日差しが一気に夏!の南イタリア・カラブリアです。
2週間ほど前までは、肌寒かったというのに、気温・日差し急激に変わりすぎです。(笑)
メルカートにも、春野菜から一気に夏野菜へと移り変わりましたっ。
日本ではあまり見かけないこのトマト、名はCuore di bue(クオーレ・ディ・ブエ)
意味 牛の心臓


イタリアにはトマトの種類がたーくさんありますが、このトマトはサラダ用に使われることがほとんどです。
イタリアントマトというと、真っ赤なものばかりではなく、赤いからと言って美味しいとは限らないんです。
赤くても皮が厚いものはいまいちだし、酸味が強すぎるのはNG!
素材の味が濃い、甘い、美味しいというイタリア語の表現は、Saporito/a(サポリート/タ)。
今年一番のクオーレ・ディ・ブエ・トマトとフレッシュバジリコと合わせて、文句なし!




メルカートでよく聞く表現、ロカーレとかノストラーノという言葉。
両方とも地元で作られていることを意味するのですが、やっぱりみんなノストラーノの物を好みます。
お肉もほとんど地元産の物を購入するようになりました。
そういう詳しい情報は、マンマやそのお友達から仕入れているんですっ!(^^)!
おばちゃま達はどこのお国でも、情報通ですね!笑
↓クリック頂けたら励みになります!グラッツィエ♪
にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ
にほんブログ村

自家製ちりめん雑魚

投稿日: 4件のコメントカテゴリー: カラブリアの食卓

先日、自家製サルデッラを作った時に、実は少しだけちりめん雑魚を作りました。
日本の食材は少ない場所なので、自分で作るしかない!
おにぎりやチャーハンにしても、万能に使えるちりめん雑魚。
日本では作ろうなんて、これーぽっちも思ったことないですが、場所が変われば考えも変わるんですネ。
塩ゆでして、地道に乾燥させました。
普通は日光に干すそうなのですが、そんなことできるスペースもなく、手早くやってしまい私は、低温オーブンで乾燥させました。
水分が飛ぶように、時々オーブンの窓を開けながら・・。
出来ました♪


水分もないので、これなら長期保存できそうです~。
そしてもう一種類、甘辛く煮ました。


こうやってコツコツとはるか遠い日本の味を思い出して、作ってる自分、マメだな~なんて・・
食い意地ってすごい・・・(苦笑)
これだけ小魚を仕込んだので、しばらく家の中が魚臭かったのがキツかったですが、満足ですっ☆
↓クリック頂けたら励みになります!グラッツィエ♪
にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ
にほんブログ村