カラブリアの郷土料理レッスン
カラブリアの郷土料理は、場所が変われば料理や料理の名前がガラっと変わります。
料理もそうだし、特に郷土菓子については収集不可能に近く、名前を聞いてもわからない。
材料やレシピを聞くと、「あ、そのお菓子は私の町では○○というのよ!」と方言も混ぜていうので、かなり複雑。
カラブリアの方言以外にもアルバニア語の方言もあるので、本当に難しい。
カラブリアといっても広いので、この郷土料理はカラブリア州北部、山の中の街、チヴィタのもの。
チヴィタは崖の上に立つ絶景の街で、街のすぐ近くにあるラガネッロ渓谷はヨーロッパ一長い渓谷です。
こういう平地ではない山の中の街の郷土料理は「ヤギ」さんです。
今回は「Capretto alla civitese」チヴィタ風の子ヤギを頂きました。
この街で育てられたヤギを使った料理で、臭みがなく、そして独特のヤギの香りが少し残っていて、とても美味しかったです。私は実はあまりヤギが羊を好んで食べませんが、本当に美味しく頂きました。
お豆の煮込み、ファッジョラータ。これにも味の決め手、粉末パプリカが入っています。優しいマンマのお味。
クリスペッレ、これはお祭りごとの時に頂く揚げピッツァ。クリスマスによく食べられます。
郷土料理といってもこの街のレストランでは、ヤギ料理いつでも美味しく頂けないと思いますので、やはりこの街のマンマの料理を味わって頂きたいです。
レッスンだけでなく、作るのは一部分だけ、美味しい地元のマンマの手料理が食べたい!というリクエストもお受けしておりますので、ぜひ!